vol.28 - No.12 (2026年8月15日)
夏になると色々な昆虫を採集してきて飼育し、産卵させることを第一の目的に成長のようすなどの撮影をしています。今年はエンマコオロギ・カンタン・ヒメギス・アシグロツユムシ・キリギリスといったバッタの仲間やミヤマクワガタ、アゲハの仲間の飼育をしています。エンマコオロギとカンタン・キリギリスは「おおきくなあれ」ですでに紹介済みなのですが、孵化や脱皮の瞬間、羽化のようすなどの特別な映像の撮影がしたくて飼育しています。奥四万湖で捕まえてきたアシグロツユムシは小さかったので、みな1齢か2齢かと思っていました。しかし、よく見ると小さな羽がついています。6匹も捕まえてきたのに、すぐにみなオスであることが分かりました。成虫の姿が撮影できたところで飼育をやめ、庭に放そうかと思っています。まだ「おおきくなあれ」で紹介できていない飼育中の昆虫は、ヒメギス・ミヤマクワガタと種が特定できていないアゲハの幼虫ということになります。庭には5mほどの高さまですっとまっすぐのびるカラスザンショウがあります。この木は色々な種類のアゲハの幼虫が葉を食べる食草なので、アゲハの仲間が産卵してくれることを願って植えてあるのです。8月の下旬に願いがかない、黒い羽のアゲハがやってきて見ている間に2か所に卵を産んでいきました。黒いアゲハとしか認識できなかったので、成虫になるまで育て何アゲハなのか特定したいと思い撮影を続けています。まだ「おおきくなあれ」で紹介していないアゲハであってほしいと思いながら育てています。ミヤマクワガタは、産卵しやすいようにセットした土(腐葉土を混ぜて下5cmを硬くし、その上にやわらかい土をのせたもの)を入れた飼育ケースの中にオスとメスを入れて注意深く見守っています。ミヤマクワガタはオスがメスを殺してしまうことがあるのです。産卵したかの確認をいつしたらいいのか決められないまま、メスが健在なのを確認しながら飼育を続けています。残るはヒメギスです。ヒメギスはメス1匹だけを捕まえてきました。そのため受精卵を産んでくれるという保証はありませんでした。9月に入って死んでしまったのですが、飼育ケースをよく調べたところ、飼育ケースの中に植えてあったメヒシバの茎と茎の間や葉鞘と茎の間に3つ、土の中に1つの卵を見つけることができました。ミヤマグワガタが卵を産んでくれればまずまずの夏となります。
さて今回は、今の時期に卵から幼虫が生まれて育ち始める、クビキリギスが成長するようすを紹介します。