vol.28 - No.3 (2026年5月1日)
セイヨウミツバチを飼い始めて18年がたちましたが、いまだに初心者の域を出ることができません。3月4月にはいろいろなことが起こり、今年も予測通りとはなりませんでした。2箱(2群)で年を越したハチたちはほぼ順調に早春を迎えました。そこで、奨励給餌と呼ばれる春の活動を活発にさせるための餌やりと、ダニからミツバチを守るための薬が塗られた板を巣箱の中につるす作業をしました。昨年はこのとき、2群だった片方のハチが全滅していることが確かとなり残念だったのですが、今年はどちらのハチも元気でした。しかし、悪いことではありませんが、群れの状態は大きく異なり、元気な群れはもう片方の群れの倍以上のハチ数でした。昨年も冬越しができた群れのハチ数は多く、3月中に分蜂(分封)までしてしまったので、今年は昨年以上に注意深く新女王が生まれることに注意していました。4月5月のおいしいハチミツが採取できる時期に分蜂してしまうと、ハチの数がぐんと減り蜜の収量も少なくなってしまうので、分蜂を防ぐために作られた王台は見つけ次第こわしてしまう必要があるのです。そのため、ちらほらでき始めた王台をこわしながら女王の存在確認作業をしていました。ところが、王台の状態から本来なら分蜂によって女王が巣箱から出ていくことはないと思われるのに、何度探しても女王が見つかりません。見つからないのかいないのか分からない状態です。王台をすべてこわしてしまうと、女王がいなくなっていた場合には大変なことになります。そこで。できて間もないと思われる王台の中から立派なものを3個残し見守ることにしました。それが4月11日のことです。翌日は天気が悪かったので、13日にていねいに巣箱の中を確認しました。女王を探しながら3枚目の巣板(正しくは巣脾という)を見てあれっと思いました。破壊されたような王台があるのです。女王が出た後に王台がこわされたようになることがあるのですが、新女王が生まれたのではとは考えずに、女王を探し続けました。すると、何と7枚目の巣板の上をせわしなく動き回る小さな女王がいるではありませんか。旧女王が分蜂しハチの数が減ったこと、新女王が生まれる何日も前に分蜂したらしいこと、まだ生まれてくるはずがないと思った新女王が生まれたことなど、どれも観察力・予測力不足で把握できませんでした。新女王が無事に交尾を終えて卵を産めるようになるまで、また何か起こるのではと安心できない日々を過ごしています。
さて今回は、母の日のある5月なので、カーネーションが育つようすを紹介します。