vol.27 - No.17 (2025年12月1日)

卵を採取するために室内で育てていたエンマコオロギの大半は死んでしまいまい、今は2匹だけになりました。餌が十分で室内ということもあるので、11月中旬を過ぎても生きています。しかし、屋外のコオロギやバッタのほとんどは、新しい命を卵に託して死んでしまったようで最近はほとんど見かけません。そのような中、見るからに老いて動きの鈍ったオンブバッタが、「え、こんなにいたの!」と思うほど庭ではたくさん目にとまります。去年はアオジソ(大葉)の葉の上にいるのをたくさん見かけたのですが、今年はアオジソの葉に穴が開いていることは承知していましたが、オンブバッタの存在は気になるほどではありませんでした。庭にはコオロギやバッタ(オンブバッタは別)などの昆虫がたくさんいて、夏から秋に虫の音などを楽しみたいと思い、それらの捕食者であるヒキガエルには1匹残らず転居してもらったつもりでいました。老いてのろまになり食べやすくなったオンブバッタがたくさんいることで、ヒキガエルはいないと安心していたのですが、最近やわらかい土の入ったプランターのあちこちに10cmほどの穴やへこみができていることに気がつきました。この穴は、ヒキガエルが後ずさりしながら後ろ足を使って作ったものに違いありません。まだヒキガエルがどこかに潜んでいるようです。エンマコオロギの卵を庭のあちこちに埋め、来年こそ庭で育って鳴いてもらおうと計画しているのですが、卵を埋める前から成功率が下がるのではという不安な気持ちになりました。

さて今回は、ハナミズキの2回目です。発芽後3年目の苗木が育つようすと、花を咲かせたり紅葉したりする姿の紹介です。