前蛹
vol.27 - No.4 (2025年5月15日)
尻のかぎと背中にかかる糸で、枝に体が固定された終齢幼虫を前蛹とよびます。しばらくじっとしていますが、蛹としての体ができあがると脱皮のために体を動かすようになります。外側の皮と中にできた蛹の体との間にすき間を作るために、体を伸ばしたり縮めたりするのです。次第に皮にしわができ、中の蛹の体から皮が離れたことが分かるようになります。