vol.26 - No.24 (2025年3月15日)
野菜の高値が続く中、大きな畑の一画で私が育てるキャベツ・ハクサイ・ブロッコリーは、雨不足が原因のようでゆっくりと育っています。ハクサイは大分葉が詰まって収穫できるものも現れたので、鍋料理などに利用を始めました。キャベツも少しずつ葉が巻き始めました。そこで、小さくはありますがそろそろ収穫しようと思い畑に行ったところ、前日までは気にも留めなかったのですが、畑から数多くの鳥が飛び立つのを目撃しました。ブロッコリーの葉が少しずつ何ものかについばまれていることには気付いていました。食べ物の乏しい冬のことなので、少しぐらいはと思って何の対策も取らずにいたのですが、寒冷紗と呼ばれる覆いをしなかったキャベツは大変なことになっていました。キャベツや白菜は輪になるように横に切ると、波打つ円もようのバームクーヘンを思わせる年輪のような切り口になります。そんな姿になったキャベツを畑で見るとは思ってもみませんでした。しかし、目の前のキャベツの多くが、年輪もようの小さなテーブルのようになっていたのです。スパッと横に切れているわけではありませんがほぼ平らです。やられました。もう食べられないかもと思いましたが、ついばんで作られた小さなキャベツのテーブルがあまりに見事で、それほど怒りの感情はわきませんでした。そんな気持ちだったので、その日は何の対策もせずに次の日までそのままにしておきました。すると今度は、ハクサイが同じような状態になってしまいました。そこで、寒冷紗や防鳥ネットなどで対策をしたのですが、農家の人に教わった黒糸を張り巡らすという対策が一番効果的だったのは意外でした。何とか当初期待した半分ほどの収穫はできそうです。
さて今回は、番外編となりますが、神奈川など東京周辺では稀にしか見ることができない鳥を紹介します。