vol.25 - No.19 (2024年1月1日)

以前、装丁のしっかりとした日本地図を通信販売で購入したことがあります。それから何年もの間、どっさりとカタログが届くようになり、通信販売で買わなければよかったと思ったことがありました。その後、いくら届けられても次に何も購入しなかったので、カタログは送られてこなくなりました。そして、通信販売の悪い印象が薄れたためか、今度は食品を購入してしまいました。いずれは自由に買い物に出歩けなくなることも視野に入れて、通信販売での購入を体験しようと思っていたこともあります。すると、年末に近かったこともあってか、以前にもまして回数多くカタログが送られてくるようになってしまったのです。同じような内容のものが何回もです。「○○までに申し込めば○○お得です。」その期限が過ぎると、「○○までに申し込めば○○がおまけについてきます。」といった文章が添えられて、同じような分厚いカタログが2回、3回と送られてくるのです。さらに、私には不用な物のカタログまでも入っているので、厚みは1cmほどにもなっています。3回目ともなると全く目を通さずに、古紙回収袋にそのまま入れてしまいます。こうした中で、2つのことが頭の中をめぐりました。1つ目は何といっても、紙資源を無駄にしていることです。オフィスや学校でも紙の無駄を減らす活動がなされています。紙を作るために、アマゾンなどでは毎年広大な森林の面積が失われているといったことも問題視されています。そんな中、自然を守る活動に前向きに取り組めていないことに対して腹立たしさを感じます。2つ目は、カタログの製作費用や配達のための費用についてです。商品の価格には反映されているのでしょうが、生産者が不利益を被っていることがあるのではないかと懸念してしまいます。今やインターネットの時代とはいえ、高齢者などに対してはカタログは必要かと思います。それにしても…。たくさんのお節料理のカタログを前にして、現在のような状態は何とかすべきではないかと思いました。

さて今回は、成長のようすではありませんが、「冬の赤い実」と題して紹介します。年明け最初の回ということもあるので、冬に見られる美しい実の画像を選びました。