vol.24 - No.18 (2022年12月15日)

今年も残る所あとわずかになりました。日照時間もぐんと減って、1日の3分の2近くが夜または薄暗い状態で、屋外で過ごすことが多い私にとっては気持ちが暗くなる要因の1つとなっています。そんなこともあって、新しい年になればと期待しながら年末を過ごしていますが、来年になればという希望の持てる2023年とはなりそうもありません。とは言っても、私は生きることにぎりぎりという生活を送っているわけではありません。贅沢はできないものの(贅沢の定義は基準がないので人によっては十分ぜいたくな生活を送っていると言われるかもしれませんが)、来年はあれをしようこれをしようと、体力的なことをのぞけば、まだ色々なことに挑戦しながら毎日を豊かに暮らしていくことは可能です。しかし、自分のことだけ考えて生きていていいものだろうかという思いが頻繁に頭をもたげるようになりました。以前は、仕事に追われ夢中になって生きていて、日本全体のこと世界で起きていることなどに目を向ける余裕がありませんでした。ですが、今は、ニュース番組を見たり新聞に目を通したりする時間が多くできたこともあり、それがもとで気の滅入ること多くなっています。戦争のこと、温暖化のこと、感染症のこと、少子化のこと、そして経済のことと、心配になることがたくさんある中、地球上に生きる人間とすべての生き物が、それぞれの命を認め上手に生きていくことが大切だと強く感じます。どの命に対しても、この命は大切、この命は・・・と簡単に線を引いてしまわず、まずはできる限り共存できるようにと考えながら生きていきたいものです。

さて今回は、人に好かれることが非常に少ない昆虫の中から、害虫として駆除の対象となるサツマゴキブリが育つようすを紹介します。