vol.24 - No.16 (2022年11月15日)
秋も深まり落ち葉の季節となりました。我が家の庭では、まずカキの木が葉を落とし始め、続いてウメも葉を落とすようになります。いずれの葉も、ハラハラとかパラパラ散るというよりは、バラバラ散ると表現したほうがぴったりするようすで枝から離れます。それらの落ち葉をできる限り集め、腐葉土作りをしてゴミとして出さないようにしています。大きくて厚みも硬さもあるカキの葉が最初に落ち出すことは都合がよく、腐りにくいことを想定して一番下に積みます。そこにカキの葉とウメの葉の混ざったものが積まれていき、次第にウメの葉ばかりになります。ウメの葉が半分以上落ちたところで、次に落ちだすのがハナモモの葉です。ハナモモの葉は細長く大きいわりに柔らかいので、早く腐ることが期待できます。最後から2番目に積み上げるのは、マメ科のフジとハリエンジュの葉です。ハリエンジュはウズラの卵よりやや大きい小葉をずらりとつけます。羽状複葉と呼ばれる葉は、小葉が葉柄からほぼ離れたところで、葉柄もとれて落ちます。小葉がバラバラになるので掃除がとても大変です。放っておくと隣家に小葉がたくさん落ちてしまこともあります。そこで小葉が落ち始めたら、まだ落ちずに残る葉も手で枝から外し、しごいて小葉をバケツの中に集めます。手間はかかりますが人の手で葉を枝から取り除いてしまうのです。この葉をモモの葉の上に積み上げたあと、最後にパラパラとふりかけるのがロウバイの葉です。ロウバイの葉は、落ちるころには乾いてパリパリになっています。バケツなどに集めたあと、手でくしゃくしゃと握ると細かくなるので、それとぬかを混ぜて上からふりかけます。こうして腐葉土作りの準備が終わります。水をかけ、葉が飛び出さないように網状の覆いをして来年まで置きます。温室内の隅で作っているので、発酵によって熱が出てくれたらいいなと思うのですが、素人が思いつきで積み上げているので、熱が出て暖かくなったことは今までありません。
さて今回は、時季外れではありますが、ミンミンゼミが羽化して成虫になるようすを紹介します。