vol.22 - No.07 (2020年7月1日)
5月6月は、3月から増え始める働きバチが巣箱からあふれるほどの数になり、その働きバチがたくさんの蜜を集めてくれるときです。養蜂用語では流蜜期と呼ばれます。蜂蜜がたくさん収穫できることはうれしいのですが、神経を使うのが分蜂(昔は分封と書いた)への対応です。巣箱の中が蜂で満員状態になると、古い女王バチは新しい女王を育てる王台と呼ばれる巣房に卵を産みつけ、新女王を作ります。新女王が蛹となり、いよいよ羽化して成虫になろうというときに、古い女王は巣箱の3分の1ほどの働きバチをつれて出て行きます。出て行ったハチたちはふつう、数時間は元の巣箱近くの木の枝などに塊となっています。ですが、そのままにしておくとその後どこかに飛んで行ってしまいます。そこで、塊となっている間に空いた巣箱にハチたちを回収します。しかし、上手に回収できないと、多くの場合ほとんどが死んでしまいます。上手に女王の管理をしないと多くのハチを失うことになるのです。そのため、今の時期は女王バチのことをいつも気にかけながら過ごさなくてはなりません。
さて今回は、身近な植物でありながら今まで紹介していなかった、オシロイバナが育つようすを紹介します。