vol.22 - No.03 (2020年5月1日)
新緑の美しい季節になりましたが、人に会うことがほとんどない山に出かけるのも気が引けるような状態です。今までめったに人に合わなかった私専用のような場所でも、行ってみたら人がいっぱいなんてことがありそうです。家ですることがないわけではないので、庭の木々の芽吹きのようすをじっくり撮影しようと思っています。家の庭には、昨年芽を出したり、さし木をしたりした木の苗が30種類ほどあります。その苗たちが今、春の成長を始めています。常緑樹以外の落葉樹は、無事に冬をすごして芽吹きの時を迎え、新しい葉をのばし始めています。いきなり大きな葉をのばすもの。小さな葉を並べてたくさんつけて少しずつ大きくしていくものなど。芽吹きのようすはさまざまですが、どの葉も優しい色で、色合いや姿を見ることには抜群の癒やし効果があります。それぞれの木々の特徴が伝わりやすいように余計なものが写らないよう撮影をするのですが、1年で50cmを超える背たけに成長する苗木もあります。そうした苗木は、芝生を背景にすると(芝がぼけないため)葉や茎がはっきり写りません。また不自然にもなります。広い畑に植えられたらと思いますが、それが可能でないために、今まで樹木の成長のようすはあまり撮影してきませんでした。野の植物・庭の植物・作物野菜とまとめてきて、樹木がないのもどうかと思い育て始めたのでが、樹木の撮影には手間と時間がかかり苦労しています。今のような状況の中、家ですることに事欠かないのは何よりかなと思いながら、毎日あっという間に夜を迎えています。これまで撮影してきた画像データの整理やデータベース化は進みますが、運動不足には注意しなければと思っています。
さて今回は、5月から8月にかけてが花期の大型の花、ルピナスが育つようすを紹介します。