vol.21 - No.14 (2019年10月15日)

最近、世界各地の若者たちが地球の温暖化について声を上げだし、その輪が急速に広がっているというニュースが報じられています。私もずっと以前から、温暖化による大雨大洪水や猛暑などにより多くの死者が出ていることを真剣に受け止めなければと考え、化石燃料の使用をひかえるべきだと思っていました。しかし、いざ自分がそのために何ができるかと考えてみると、そこでストップしてしまい、なかなかその後の行動には移れません。電気の使用制限をどこまで受け入れられるか。便利な生活の中の何を我慢することができるか。私の場合は生活レベルを下げる必要があると思っています。その反面、地球上にたくさん存在する劣悪な環境の中で生きる人々の生活レベルは引き上げてあげなければとも思います。いろいろと考えてしまうのですが、日本や世界の指導者の多くは、生活レベルを下げずに科学技術などによって何とかしようと考えているようです。痛みを伴わない解決方法を見つけ出して取り組むということなのでしょうが、そのためには長い時間がかかります。温暖化を確実に食い止められると断言することはできません。科学技術を進歩させつつ、私たちもいくつかの痛みを受け入れなければならないと私は考えるのですがいかがでしょうか。

さて今回は、キボシアシナガバチの2回目、終齢幼虫が成虫になるまでのようすです。