vol.21 - No.13 (2019年10月1日)

8月の最終日に、庭で不思議な玉をたくさんみつけました。その玉は無色透明でビー玉よりやや小さく、完全な球形といってもよいような形でした。それが十数個ずつ、まるで産み付けられたかのようにかたまっていたのです。かたまりは全部で6ヵ所、そのまわりにぽつぽつと数個が散らばっていました。広くばらまかれたというには不自然なようすです。カタツムリやナメクジがあちこちに卵を産んだといったようでもありますが、その玉の直径は1cmこえていて、卵と言うにはあまりにも大きすぎます。見た目は水を含んで膨らんだ寒天質の球のようですが、スーパーボールのようなかたさがあります。つぶれると中から液体が出るといったようなものでもありません。試しに1つ割ってみたのですが、中までしっかりつまっていました。生き物の何かではなく、人工物と考えるしかありません。その後2週間たち、しだいに小さくなって直径が8mmほどになりましたが、中のようすが変化することはありません。粒の大きな芳香剤とか、キャンディーやゼリー状のお菓子などとも考えたのですが、やはり散らばり方に納得がいきません。何とも奇妙な存在で気味が悪いのですが、何なのか知りたくて土の入ったケースに入れて観察を続けています。心当たりがある人に教えてもらいたいのですが・・・。

さて今回は、美しい光沢と特有の芳香、耐久性などから、高級建築材として知られるヒノキが育つようすを紹介します。