vol.21 - No.08 (2019年7月15日)

昨年はミカンがたくさん実りましたが、今年は実が少なく、よく見て探さないと見つからないほどです。しかし、カキの実は豊作になりそうで、緑色の小さな実がたくさんついています。今まではまばらにしか咲かなかったクチナシの花が、今年はたくさん咲いてよい香りを放っています。ウメの実は5kgほどの収穫で、よく実った年といえます。木々の実の実り方や花の咲き方はいつも同じではありません。日当たりの良し悪しや肥料の量などの要因以外の何かがあるようです。木々たちも、頑張りすぎた翌年は疲れが出てしまうのでしょう。人と同じように、休養をとらせないと最終的には悪い結果となってしまいます。私は、ほどほどに花を咲かせ実をつけてくれれいいと思っているので、肥料をあげて草取りや剪定をしたりするだけです。栽培の研究をするまでには至らないのですが、毎年たくさんの花を咲かせたり実をつけさせたりするためには、どのように導いたらよいのでしょう。人は気持ち良く頑張れる職場だと、よい仕事ができて生産性が向上します。それと同じなのだろうかなどと考えながら、キウイやリンゴも実らせたいと次々欲張って庭をごちゃごちゃにしてしまっています。

さて今回は、オオスカシバの終齢幼虫が成虫になるまでのようすを紹介します。6月にたくさん花を咲かせていたクチナシの花や、つぼみまでも食べていました。