vol.21 - No.05 (2019年6月1日)

じめじめとしてうっとおしい梅雨の6月と思うか、美しいアジサイの花が咲く6月と考えるか、心の持ちようで気分は大きく変わります。冬に大雪で悩まされる地方では、雪解け後長い間水でうるおいます。雪の降らない地方では梅雨の雨は大切な水の恵みとなります。いろいろな計画をたてる中で、つい、今年の梅雨はしとしと長く降るよりもまとまってざっと降ってほしいとか、夜だけ降ってくれればいいのになどと勝手なことをいろいろ考えてしまいます。集中豪雨でとんでもないことになってしまった人たちは、まとめて降らずに少しずつ降ってほしいと願うでしょうし、暗いだけでも仕事がしづらい夜間工事などをしている人たちには、夜の雨は危険が増してやっかいものです。人や動植物それぞれにそれぞれの都合があります。つい最近までは、人間も地球環境に自分たちを合わせて生きてきました。それを今、わずかな期間で大きく変えようとしているように感じます。無理やり自分たちの都合に合わせるのは、ほどほどにしなければと思うのですが、いかがでしょうか。

さて今回は、花期が6月のヤマボウシが育つようすを紹介します。