vol.20 - No.17 (2018年12月1日)

今年の秋は、庭や公園などでモンシロチョウを見かけることがありませんでした。モンシロチョウは蛹で冬越しをするので、秋に育つアブラナ科の植物の葉が穴だらけにされることがよくあります。しかし、今年はモンシロチョウの被害にはあわずにすみました。とはいっても、カタツムリ(ほとんどはオナジマイマイという小型のカタツムリ)やナメクジ、退治しても退治してもどこからともなく現れるオンブバッタなど。気を許すと、そうした生き物たちによって葉に穴があけられてしまいます。何か少しいつもとは違う気配はありましたが、今年も庭の植物たちはそれなりに思うように育ち、撮影も順調に進みました。ハクサイはきれいに結球し始め、メキャベツも食用にする芽のつく茎が長くなってきました。プランターや花だんのあちこちでは、寒い冬を前にして小さな芽も育ち始めています。花だんの手入れをしていると、サクラソウやネモフィラ、ワスレナグサなどの花の芽が見つかります。今年は野菜を中心に育てようと思っているのですが、そうした小さな芽を見つけてしまうと抜き取ることができず困っています。今年もあと残すところ1か月。この時期になるといつも、新しい春が生き物いっぱいであってほしいなと思います。

さて今回は、リンゴの2回目。花が実を結び、大きな実が収穫できるまでのようすを紹介します。