vol.20 - No.12 (2018年9月15日)

台風などの大雨で各地に大変な被害が出ていますが、横浜は雨少なく地面が乾ききっていました。8月の下旬にやっと雨が降った時には少し安心したのですが、それもつかの間、地面はすぐに乾いてしまいました。夜にザーという音を立てて雨が降ったのですが、その雨水は地面の上から3cmほどしか湿らせなかったのです。9月の上旬に台風21号が通過したときには、3日から5日の合計雨量は50mmを超えました。今度こそ地中深くまで雨がしみこみひと安心できるだろうと思ったのですが、それでも地面にとってはたいしたことではなかったようです。プリンスメロンもユウガオも実の収穫を終え、畑を片付ける必要があったので、畑を深く掘り返していてわかったのですが、あんなにたくさん雨が降ったのに、20cmほど掘ったその先の土はパサパサしていて水気のないものでした。雨水は地表を流れていってしまったということでしょうか。地面にとっては、少しずつ何回も雨が降った方がいいのかもしれません。そんなことを考えながら、最近の一度にどっと降ってしまう雨の降り方が、日本の自然の姿をこれからどのように変えてしまうのかとても心配になりました。

さて今回は、シモフリスズメの3回目、終齢幼虫が成虫になるまでのようすを紹介します。