vol.20 - No.09 (2018年8月1日)

今年は春にも1ヶ月ほど早く花が咲き始めたように感じたのですが、暑さが続いた7月も、ひと月早い8月を思わせる天候となりました。夏が早まった分だけ秋が早くきて、最終的には暦が1ヶ月ずれただけというのならまだなんとかなるかなと思うのですが、夏が1ヶ月長くなり、冬もまた長いとなると問題は大きくなります。快適に過ごせる時季が少なくなるのは、年齢を重ねるにしたがって体にこたえるようになります。今までは夏でも頑張れたミツバチの巣箱の点検整備も、覚悟を決めて取りかかるといった状況です。少しでも曇っている日に、風のある日に、時間も夕方近くから、と時を選んでいると、ついつい点検が先延ばしになってしまいます。先日も、いつもなら週に一度はしていた点検が12日後となり、手入れに手間取ってしまいました。無駄巣と呼ばれる採蜜の妨げとなる巣がたくさんできていて、それを取り除くのに時間がかかってしまったのです。また、いつもなら6月にたくさんのハチミツがとれるのですが、今年は集まり方がぐんと少なく、7月に入ってからやっと搾れるといった状態でした。そのため、点検を始めたときは蜜をとることなど考えていませんでした。ところが、12日間で蜜がたっぷり集まっていたため採蜜にも時間を取られてしまいました。日没が近づきミツバチの気が荒くなり始める中、ようやく終わることができたのは6時過ぎ。熱中症にはならずにすみましたが、着衣をしぼれば水が垂れるほど汗びっしょりになりました。こうした夏の暑さが続くようだと、ミツバチを飼うことがいつまで続けられるか考えさせられてしまいます。

さて今回は、目にとめる人は少ないと思われますが、今花ざかりのカヤツリグサが育つようすを紹介します。