vol.20 - No.01 (2018年4月1日)

いやなことがあっても尾を引くことなく過ごせる性格であることは、とても良いことだと思っています。私も、いやなことは早く忘れられるほうなので、スギ花粉の最盛期が終わった今は、花粉は困ったことを引き起こすものだということを忘れかけています。年齢とともに体質も変わり、花粉がピークのころは目がかゆくなったり鼻水が出たりするようになってしまいました。しかし、翌年にはそのことを忘れてしまっていて、花が咲き始めたり、生き物が活発に動き出す3月を楽しみにして色々と活動してしまいます。そして、花粉のことを思い2月から恐怖さえ感じている人への配慮を忘れてしまいます。自然の中で生きることが人の基本であると思っているので、スギやヒノキを敵のように考えることはできませんが、広い視野に立って考え過ごさなければいけないなと、ふとそんなことを考えました。今年は寒い冬であったため、ちょっとした暖かさを感じとってサクラが早めに咲き始めました。横浜では、入学式を待たずして散ってしまうと思われます。入学式をきれいに咲くサクラの花で迎えられず残念ですが、そう思うことも自分の都合や気持ちを優先した考えだなとも思います。今まで忙しく色々なことをやってきましたが、今年度からはもっとじっくり周りを見て考え生活していこうと思っています。

さて今回は、目立たない植物ですが、春早くに花を咲かせるスズメノエンドウを紹介します。