vol.19 - No.04 (2017年5月15日)

私の家の庭にも学校の学級園にも、今、育苗ポット(ビニールでできた黒い植木鉢)がたくさん置かれています。草丈を10cmほどにのばしたマリーゴールド、小さな苗のヒャクニチソウとアスター、ふた葉を広げるホウセンカとヘチマ、芽を出したばかりのツルレイシ・センニチコウ・サルビア・コスモス・ニチニチソウなど。さまざまな苗が育っています。2年生は花の名前を覚えるために何種類もの花を育てます。3年生はホウセンカを中心に、花を一つ決めて育つようすの観察をします。4年生はツルレイシやヘチマを育て、実や種のできるようすの観察をします。私は毎年5月の連休前に種をまきます。種をまく時期が遅れると、肝心の花が咲くのが夏休み中になってしまうからです。連休の間に出校して世話をしたり水の与え方を工夫したりと手間はかかりますが、何事も終わりまでの見通しをもって行うことが大切です。連休明けに種をまくことにすれば休み中に世話をしなくてもすみます。ですが、「来年はもっと早めに種をまかなくてはいけないね。」などと反省することにだけはならないようにしたいのです。

さて今回は、ウラナミシジミの3回目です。蛹が羽化して成虫になるまでのようすを紹介します。