vol.18 - No.15 (2016年11月1日)

今年も残すところあと2か月。庭のカキの木はすっかり葉を落とし、ウメの木の葉もわずかに残るだけです。秋も深まり、生き物たちが冬支度を始める時季となりました。そこで私も、今までしげっていたシソやエゴマを片付け、小さな畑をさっぱりとさせました。その傍らには、先月まいた秋まきの苗が並んでいます。ポットで育つ小さな苗たちは、これから迎える寒さの中でも少しづつ育ち、春が来るまでひっそりと過ごします。そんな冬支度の気配いっぱいの庭では、さすがに夏のような活気はありませんが、遅咲きのアサガオ(昼咲アサガオ:品種名ヘブンリーブルー)、サルビアの仲間のコッキネアがまだ花を咲かせています。そして、九州以南が分布とされるダンギクも、ここ数年は冬を越すようになり、種から育てた苗さえも花を咲かせます。ツマグロヒョウモンやアカボシゴマダラなどの昆虫たちばかりでなく、草花たちも、北へ北へとじりじり勢力をのばしているようです。

そこで今回は、関東地方でも毎年花を咲かせるようになったダンギクが育つようすを紹介します。