vol.18 - No.08 (2016年7月15日)
以前は5月の遠足や7月の1泊自然教室(私の勤める学校では緑の学校という)で海に出かけ、潮だまりでいろいろな生き物と触れ合うことができました。しかし、地震によって津波が起こり大きな災害となってからは、海に行かなくなってしまいました。クラスのみんなとカニやハゼなどを捕まえて大喜びをする。このままでは、そうした経験がないまま小学校を卒業してしまう児童が出てしまいそうです。野山でもバッタやチョウを捕まえることはできますが、潮だまりではもっと不思議な生き物たちと触れ合うことができます。自然の素晴らしさや不思議が体験できる大切な場所であると思っている私は、なんとも寂しい気持ちでいました。そこで、4月と5月の大潮の日に、久しぶりに三浦半島の佐島マリーナに行ってきました。天神島にあるマリーナには、ビジターセンターが管理する岩場があり、たくさんの潮だまりができます。そこでは、いろいろな海の生き物に出会うことができます。今回はウミウシを目当てに出かけたのですが、幸運にも何種類ものウミウシの撮影をすることができました。
そこで今回はウミウシ紹介することにしました。成長過程ではありませんが、番外編として紹介します。