vol.18 - No.04 (2016年5月15日)

秋に種をまいて育てていた野菜や花は、収穫や花の咲く時期が過ぎました。残念ではありますが、片づけなければならない状態となっているところも多いでしょう。我が家の庭でも、茎立ちブロッコリーやノラボウなどの野菜には花が咲き、ワスレナグサやサクラソウなどの花は種をつけ始めています。どちらも役目を終えた状態です。最後まで収穫していたノラボウの葉にはモンシロチョウが卵を産みつけたのですが、教材として残しておく必要がなければ、次の作物に場所を譲ってもらうほかありません。そのような中で、ミカンの仲間の花が満開となっています。花ばかりでなく新しい葉もたくさんつき、アゲハの産卵にはもってこいの状態となりました。また、アシタバにはキアゲハ、カラスザンショウにはクロアゲハやモンキアゲハと、いろいろなチョウの子供が育ち始めています。シロダモやクスノキがあったら、アオスジアゲハがやってきてくれることでしょう。そんなチョウたちが元気に育つ5月は、自然が活気づく季節の第二段階といえるでしょう。

そこで今回は、チョウが育つようすを紹介することにしました。以前一度紹介したことがあるチョウですが、アオスジアゲハが育つようすを細かく紹介します。