vol.17 - No.23 (2016年3月1日)

今年ももう2ヶ月が過ぎてしまいました。しかし不思議なもので、3月になったというだけで寒さもひと段落したように感じられます。少し気持ちが楽になったせいか、時間がたつのが早く感じられるのも、この時期だけは悪くないなと思います。

我が家で飼育していたヤマアカガエルは、3回目の冬を越すことができず2月の中旬に死んでしまいました。同じように冬を乗り切れず、春を迎えることができなかった生き物も多いのだろうなと思います。ヤマアカガエルとは別に飼育をしていたミツバチの方は、冬越しは難しいだろうとあきらめていたにもかかわらず何とか春を迎えられそうな状態です。これから暖かさが増していくとともに、冬を乗り切った生き物たちが野山で活気づいていきます。そうした命の息吹きを感じられることをたのしみにしています。自然は、命の上に命が成り立つきびしい仕組みのうえに成り立っています。現代の暮らしの中では、とかく忘れてしまいがちなことですが、それを思い出させることができるような活動をこれからも続けていけたらと思います。

さて今回は、ロウバイの2回目です。育った苗木が実をつけるまでのようすを紹介します。