vol.16 - No.21 (2015年2月1日)

2月の声を聞くといつも「ああ、やっと寒さも峠を越えるな」と思います。頂上を越えた後は、たまに上り坂はあっても、下り坂が多くなり、必ずふもとにたどりつきます。少しずつでも暖かくなっていくと思うと、寒さも我慢しやすくなります。学級園や庭の草花もそんな寒暖の変化を感じとり、成長の足を速め始めました。朝は凍ったようにしおれていた草花たちも、陽を浴びるとすぐに元気を取り戻します。秋早くに発芽したクリサンセマムノースポールは、ちらほらではありますが、花を咲かせるようになりました。ダイコンやキャベツなどアブラナ科の植物も着実に体を大きくしています。

さて今回は、あまり知られていない野菜ですが、ノラボウが育つようすを紹介します。我が家の庭でたくさん育てているノラボウは、凍りつくような寒さの中でもきれいな緑を保っています。このノラボウが茎をのばし始めると春はすぐそこです。あと1ヶ月ほどの辛抱です。