vol.16 - No.17 (2014年12月1日)

秋の花が枯れて冬の花に移る11月は、学級園や花だんの整理をする大事な時です。私はこの時期、冬のことばかりではなく、春や夏の学級園を思い描きながら咲き終えた花や作物の片づけをします。まずは教材となる草花の種を集め、枯れた植物たちの周りで発芽する春の花の鉢あげをします。それが終わったら、アブラナだけは別にして整地を始めます。まず大きな植物を抜き取り、土の表面を削り取ってから穴を掘ります。そこに、次に穴を掘ろうと考える場所の表面の土を入れて、穴を埋めます。同じ作業を繰り返しながら整地をし、あちこちに生えているアブラナをていねいに掘り起こしてから植え替えます。鉢あげした草花も、整地した場所が落ち着いたころに植えてしばらく育てます。こうすると、学級園は春の準備がなされたうえで冬を迎えることになります。なかなか大変な作業ですが、春に児童がしっかり学習できるようにと考え、毎年取り組んでいます。

秋の花の片づけをしていたときに、こぼれ種から育ったコリウスの苗を発見しました。そこで今回は、コリウスが育つようすを紹介します。