vol.16 - No.08 (2014年7月15日)

今年度の初めに、春から夏にかけての1学期はモンシロチョウとメダカに的をしぼって撮影を行おうと計画しました。しかし、メダカの産卵と卵の成長の撮影には失敗、卵の姿を見ることすらできませんでした。立派な体のメダカにしようとカイミジンコやボウフラを与えたことがよくなかったようです。30匹いたメダカは次々と死んでしまい、現在はたったの2匹しかいません。一方、モンシロチョウについては、孵化や蛹化、羽化などのシーンをハイビジョン映像で撮影することができました。しかし、これもまた満足できるものにはなっていません。蛹化のシーンは2回撮影できたのですが、どちらも脱いだ皮が尻についたまま下に落ちずに終わってしまいました。羽化のシーンも、蛹から出る瞬間はきれいに撮影できたのですが、羽をのばす場面は画面の外になってしまいました。生き物を相手にする活動は(児童も含め)なかなか思うようには行きません。そんなせわしい毎日を送ってきた1学期でしたが、もう数日後には夏休みを迎えます。

さて今回は、ムラサキシジミが育つようすを紹介します。初夏のころによく産卵し、たくさんの幼虫や成虫が現れます。紹介したいシーンがたくさんあるので、3回に分けて紹介します。