vol.15 - No.24 (2014年3月15日)

私の勤める学校では、今年は3月15日が卒業式です。卒業式や入学式に花があったらいいなと考え、プランターで花を育てていました。11月の初めから、夏の花が咲き終わった後のプランターを、日に1つか2つひっくり返して枯れた植物の根などを取り除き、ウサギやニワトリの糞を混ぜて元のように戻すといった作業を1ヶ月ほど続けました。そしてそのプランターに、ひっくり返す前のプランターや花だんから、苗になりそうな株を見つけだして植えつけました。その後は水が不足しないように気を配りながら見守っていたのですが、3月になって、クリサンセマムノースポールやワスレナグサ・キンセンカ・ビオラが、美しい花を咲かせ始めました。たくさんの雑草の中から花の苗を見つけ出す目があれば、種をまいたり苗を買ってきたりしなくても、花いっぱいのプランターをいくつも作ることができます。そうした観察力を身につけることの大切さを、子どもたちばかりでなく先生たちにも伝えていきたいと思います。

さて今回は、オオムラサキの3回目(最終回)です。蛹化と成虫のようすを紹介します。