vol.14 - No.23 (2013年3月1日)

まだまだ寒い日も多いのですが、3月になったというだけで気分がだいぶ変わります。これからは日に日に暖かくなる。そうした期待が裏切られたことはないという経験が気持ちを楽にしてくれるのでしょう。しかし、暖かくなることを手放しで喜べない人たちもいます。花粉症の人にとっては、晴れた日が憂鬱に感じられることでしょう。もしかしたら、画像を見ただけで、目がしょぼしょぼしたり鼻水が出てしまったり、過敏に反応してしまう人もいるかもしれません。好ましく思っていない人も多い樹木ですが、スギは木材としても、また二酸化炭素を吸収してくれる植物としても大切な存在です。なければいいのになどと簡単にはいえません。昔の人たちは、こんなにもスギの花粉に悩まされてはいませんでした。そう考えると、これも物質的な豊かさの代償ということになるのでしょうか。

さて今回はスギの2回目。苗木が育ち、花の咲くようすを中心に紹介します。