vol.14 - No.11 (2012年9月1日)

夏の焼けるような畑では、作物の生育は休止状態です。それどころか、何とか枯れまいと必死に過ごすものもいます。今年も猛暑で、花壇はもちろん畑も大変な状態となりました。しかし、そんな畑で日照りなどなんのそのと元気に育つたくましい植物もいます。そのひとつがスベリヒユです。水分をたっぷりためこめそうな厚みのある葉と茎で日照りに立ち向かっています。乾ききって白くなった畑の土の上でもしおれずにいる姿を見ると、その強さに「お見事!」と声をかけてあげたくなるほどです。とはいっても、スベリヒユは畑や花壇ではやっかいものです。ちょっと手入れを怠ると、いたるところに芽を出して育ち、除草に手を焼くことになってしまいます。

今回は、実はあまり大きく育ってほしくない植物ではありますが、そんなスベリヒユが育つようすを紹介します。