vol.12 - No.16 (2010年11月15日)

1ヶ月以上前、10月の上旬のことです。メドハギの鉢植えの葉がほとんどなくなっていることに気がつきました。庭のすみにある温室の入り口の横に置いてあったのですが、すっとのびた数本の茎と細い何本かの枝に葉がちらほらついているだけのように見えました。ところが、よく見ると、葉だと思った緑色のものは、何とみな蛹でした。驚いたことに、20を超えるキチョウの蛹がついていたのです。飼育していたときには飼育ケースの壁などで蛹化(ようか:蛹になること)してしまい、なかなか撮影しやすい場所で蛹になってくれませんでした。それが、みな葉がつくようにきれいに枝についているのです。うれしい気持ちで枝を切り、部屋に持ち込んで羽化のようすを撮影することにしました。

キチョウの育つようすは以前すでに2回紹介しているのですが、改めて今回から3回に分けて蛹化や羽化の様子を紹介します。1回目は蛹になるときの様子です。