おだやかで希望のもてる新年度のスタートを願ったのですが、自然界のできごとにおいても、人々が社会生活を行う上での考え方や行動の仕方においても、大きな問題をかかえる４月となってしまいました。海外では地震や火山の噴火、日本の周辺では異常な低温や日照不足と、自然に対して人間がまだまだ無力であることを思い知らされるようなことが続いています。それでも、動物や植物がいつも通りに命のいとなみができるようにと願いながら撮影を行っています。そんな中で、力強く芽を出し、なんとか前年と同じように成長しようとするドイツスズランが目に止まりました。

今回は、ドイツスズランが花をさかせて実を作るまでを紹介します。