vol.12 - No.01 (2010年4月1日)

春の野草の中で、子どもたちにも大人にも、いちばんよく知られているのはタンポポでしょう。しかし、名前は知っていても、その姿・形をしっかりと把握している人は少ないようです。ノゲシやコウゾリナ・ジシバリなど、花のようすが似ているだけでタンポポとよばれてしまうものもあります。タンポポにもいろいろな種類のあることや、シロバナタンポポの存在を知っている人は、少ないのかもしれません。我が家のぬれ縁の下にはシロバナタンポポがふつうに咲いています。めずらしい花なのに、あまりにふつうに咲いているので大事にされていませんでした。ですが最近になって、たくさん育てて、いろいろな所に植えてみるのもいいかなと思い始めています。

今回は、そのシロバナタンポポが育つようすを紹介します。冬の間にゆっくり成長し、早春いちはやく花茎をのばして花を咲かせ始めます。