vol.11 - No.15 (2009年11月1日)
私たちの生活にとって、植物が稔り種や果実・イモなどがたくさん収穫できることは、とても大切なことです。そこで、小学校では二学期に、3年・4年・5年と3学年で、種ができることについての学習を行います。3年生では、オクラやホウセンカを育てて種ができるまでの観察を行います。その学習の中で、子どもたちはホウセンカの種が飛び散ることを知ります。できるだけ広くさまざまな場所で仲間が育つようにと、植物も色々工夫をしているという内容に学習は発展していきます。大日本図書の教科書には、子どもたちには「ひっつき虫」の愛称で知られる、オオオナモミやヒナタノイノコズチが紹介されています。広い地で繁殖するために、種が動物の体にくっついてさまざまな場所に運ばれる植物は、他にも様々あります。
そこで今回は、そうした植物の中からヌスビトハギ(正しくはアレチヌスビトハギ)を紹介します。