vol.11 - No.12 (2009年9月15日)

動物の多くは、子育てをするときに子に対して献身的であり、時には子のために命を投げ出す親もいます。しかし、最近頻繁に報道されているニュースを聞ていると、人間の子育てには異変が生じているようです。自分は育ててもらっていながら新しい命を育てることを拒む人々、仲間の命を平気で奪う人々、人間は地球上に生き続けることを許されない存在になってしまったかのようです。生き物としての人間の将来には多くの不安を感じます。命を持つ生き物として、人間は何を最重視して生きていく必要があるのかを、教育の中でしっかり教えていかなければいけません。そのためにも、子どもたちに、もっともっと多くの動物の子育てに触れさせたいと感じています

今回も前回(8/15)に引き続き、ゴイサギが子育てをするようすを紹介します。ゴイサギのヒナは、人間の目にはとてもかわいいとは思えない存在ですが、親は体を張って一生懸命子育てをします。生き物としての責任をしっかり果たしている姿です。