vol.10 - No.09 (2008年8月1日)

美しい紫色の小さな実をたくさんつけるムラサキシキブという落葉小低木があります。直径が5mmほどのまん丸でかわいい実がたくさんつき、花よりも実を楽しむ樹木といえます。このムラサキシキブの仲間に、コムラサキという品種があります。庭木としてはムラサキシキブよりも好まれています。実の直径は3mmほどと小さいのですが、実をかたまりとして見ると美しいからです。ムラサキシキブの実がまばらにつくのに対し、コムラサキの実は、抜けたところがなくかたまってつきます。

今がちょうどコムラサキが実をつける時期です。そこで、今回と次回(9/1)の2回に分けて紹介することにしました。1回目の今回は、発芽した芽が大きな株になり、つぼみをつけるまでのようすです。