vol.6 - No.18 (2004年12月15日)
40個ほどの卵から生まれたツマグロヒョウモンの幼虫は、28匹が終齢幼虫にまで育ちました。28匹もの幼虫の餌の消費量は、当初考えていたのとは大きく異なり、庭のスミレの葉はすぐにみな丸坊主になってしまいました。結局、パンジーの苗を12鉢購入して、やっと28匹の幼虫を終齢にまで育てることができました。終齢幼虫が前蛹になると、もう餌の必要はありません。後は、蛹化と羽化の大変身のようすを撮影することのできるチャンスを待つばかりです。
蛹化や羽化は、5分ほどのわずかな時間で行われます。そのため、その瞬間に出会うには大変な苦労が必要です。しかし、今回の飼育で25匹の蛹を得ることができたので、何とかそれぞれの瞬間を撮影することができました。そこで前回に引き続き、今回もツマグロヒョウモンが育つようすを紹介します。