vol.4 - No.10 (2002年8月15日)

8月に入ってからは、ずっと暑い日が続いています。横浜では夕立や雷雨もなく、地面はからからです。ふつうは水不足で日中しおれている草も、朝には体を起こしているのですが、場所によっては朝からしおれたままになっています。動植物にとっては暑さばかりでなく水不足が深刻な、そんな毎日です。

水の少なくなった池や水たまりに住む生き物にとっても、大変なことが起こっています。水が干あがっては、生きていけません。干あがらないまでも、少なくなった水は、夏の日射しを受けてお風呂のような水温になります。海水浴などの経験から、水の中に入れば暑さがしのげると思うととんでもない考え違いとなります。

とはいっても、暑さの中でほっとできるのは、水と関わるときでしょう。そこで今回は、水の中の生き物、サカマキガイを紹介することにします。