vol.3 - No.12 (2001年9月15日)

秋の虫の代表は、何と行っても、人に名だけはよく知られたキリギリスでしょう。イソップ童話「アリとキリギリス」に登場するためか、子どもたちも名はよく知っています。しかし、その正確な姿を知るものは少なく、野原で出会っても、多くの子どもは他のバッタと区別することができないでしょう。また、最近は本当に少なくなり、私はまだ野生のキリギリスに出会ったことがありません。春の4〜5月ごろの横浜では、似たバッタのヤブキリの幼虫をよく見かけますが、キリギリスは生息していないのでしょうか。

そこで今回は、ちょうど今成虫が鳴き出す時期になっている、キリギリスを紹介することにします。