vol.3 - No.10 (2001年8月15日)

バッタの仲間のほとんどは、「秋に卵を産み、卵で越冬し、翌春に孵化した幼虫が育ち、夏ごろに成虫になる。」というライフサイクルを繰り返すのですが、ツチイナゴはちょっと違っています。「春に卵を産み、夏少し前に卵が孵化し、夏から秋にかけて成長して成虫になる。」というライフサイクルで命をつないでいます。卵で冬越しするのではなく成虫で越冬する、めずらしいバッタです。

私の家で飼育していたツチイナゴが6月27日に孵化し、今はだいぶ大きく育っています。そこで今回は、ツチイナゴを紹介します。