vol.2 - No.23 (2001年3月1日)

3月の声をきくと、それだけで何となく暖かくなります。実際、日はだいぶ高くなり、日照時間も増してきました。昼間受けた太陽エネルギーが多くなる分、冷え込む夜をがんばって耐えられるのでしょうか。私たちにはまだまだ寒いと感じる毎日ですが、動植物たちはもう、花を咲かせたり子育ての準備を始めたりしています。そんななか、他の草花に先がけて一斉に花をつける草に、ホトケノザがあります。春の七草にうたわれるホトケノザ(コオニタビラコ)とは別種なのですが、七草同様、春早くから咲きそろいます。そこで今回は、葉の形が仏様の座る蓮華座に似ていることからその名がついた、ホトケノザを紹介します。