vol.2 - No.22 (2001年2月15日)
私の勤める学校の花だんには、ブロックを積んで作った畳1枚ほどの小さな水田があります。水面の高さが 50 cm ほどで、しゃがんだ子どもたちの目の高さとほぼ同じになります。イネの発芽のようすばかりでなく水生動物の観察もしやすいため、子どもたちがよくのぞき込んでいます。この水田では、タニシやカワニナと一緒に多くのシオカラトンボのヤゴが育って成虫になるのですが、ヤゴが羽化する瞬間に出会えることはまれです。今回は、何日も観察を続けてやっと撮影することができた、ヤゴが羽化して成虫になるようすを紹介します。