とうとう1999年となってしまいました。何かと世の中が騒々しくなり、自分たちの身の回りでも何か起こるのではなどと、心配している人たちも多いことでしょう。しかし、そんなにのんきでいいのかといわれそうですが、野山や公園などを毎週のように巡り歩いていると、人間が起こす世界のできごとなどより、自然の中で出会った小さな花や虫のことの方が大切に思えてしまいます。もっともっとたくさんの草花や昆虫に出会いたい、写真に残したい、という気持ちでいっぱいになります。今年も、自然との関わりをたくさん持ちながら、のんびりと暮らさせたらなどと考えたら、隠居生活を送る年寄りのようでしょうか。

さて今回は、お正月なので、「きれいどころ」を用意してみました。普段は教材としての写真が多いので、ちょっと学習から離れ、ただ「きれい」というランの写真です。大きくて目立つ花より、直径が１ｃｍにも満たないような小さな花の方が好きな私ですが、自分の好みばかりではとも思い、今回はランの特集にしました。