自然再発見 - No.04 (1998年5月15日)

春から初夏へと季節は移り、野山にはたくさんの生命が生まれ、一年で最も生き物たちが活発に活動する時期になりました。バッタの卵からもたくさんの幼虫が孵化し、チョウも盛んに卵を食草に産みつけています。そんな野山を歩いていて、小さな川の岸でツマキチョウが産卵しているのに出会いました。

そこで今回は、そのツマキチョウの産卵のようすと、卵から幼虫が孵化するまでの画像を紹介します。卵と孵化のようすの画像は、三眼の実体顕微鏡にカメラをつけて撮影したものですが、双眼で直接観察したときの美しいようすがフィルムには写し撮れずややがっかりしています。しかし、孵化の瞬間に出会えることはめったにないことなので、あまり贅沢はいえないかもしれません。