関東地方では、とても涼しい秋のような気温だったり、平年を上回る気温の猛暑だったりと、体にはあまりよくない夏休みとなりましたが、みなさんはどのように過ごされたでしょうか。私は、暑い夏には涼しさと好奇心の両方を満足させてくれる鍾乳洞を、毎年数カ所探検するようにしています。

穴の中に足を踏み入れたとたん、真夏でも１０度前後の冷たい空気が、ひんやりと体を包みます。天然クーラーの気持ちのよい冷風と神秘的な鍾乳石の造形に、すっかり夏を忘れ不思議なひとときを過ごすことができます。そこで今回は、夏の思い出の中から鍾乳洞のようすを紹介します。

福島県田村郡滝根町は、鍾乳洞の町とも呼ばれ、あぶくま洞や入水洞などの鍾乳洞があります。「柱状の鍾乳石」「フローストン」「鍾乳石の成長」はあぶくま洞、「不思議な造形」「カボチャ岩」は入水鍾乳洞の画像です。