季節の教材 - No.09 (1997年8月1日)

今回も前回同様に、高山植物を紹介します。重い荷物を背負い、加えてカメラを2台持って山に登るのは、なかなか大変なことでしたが、若いころは他の人より重い荷物を背負い、登山道を花に引き寄せられながらジグザグに歩いても、何とかみんなから遅れることもなく歩けたものでした。今では、一人で登るか、足の遅い老人とでない限り、撮影をしながらの登山は無理になってしまいました。

それでも、すてきな花に出会えるととても楽しい気持ちになるので、花の季節になると撮影に出かけたくなります。

今回紹介する花は、比較的撮影しやすい霧が峰の八島湿原と尾瀬沼で撮影したものです。この2カ所は、車などの便がよくなって、あまり苦労せずに高山の美しい花に出会えるところです。いつまでも、気軽に高山植物に出会える場所として、大切にしていきたいものです