チングルマ


チングルマ

四季の教材 - No.09 (1996年8月1日)

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西吾妻山ではよく見かける、バラ科の花です。茎が木化しているので、小低木という感じがします。珍しい花ではありませんが、地をはうように広がり、梅の花を思わせる白花を一面に咲かせる様は、とてもうつくしいものです。ひとつひとつの花は別に特別なものではありませんが、咲き終わった花茎の先端に、白髪のような長い毛をもった果実がつきます。この長い毛が、陽を浴びて輝きながら風にゆれる光景は、何ともいえない自然の妙を感じさせます。また、「チングルマ」という花の名は、児童にとって覚えやすく親しみやすいもののようです。