サクラの芽


サクラの芽

四季の教材 - No.01 (1996年4月1日)

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サクラの芽には、2種類あります。花を咲かせる花芽と、葉になる葉芽です。ちょっと見ただけでは区別しにくく、色はほとんど同じなのですが、形が異なっています。葉芽はスリムなのに対し、花芽は丸みがあってふっくらした感じです。カッターナイフなどで縦に半分にすると、中のようすの違いが分かります。真冬の芽が硬いときにははっきりしませんが、3月が近づく頃になると、芽も少しずつふくらみ始め、中に花のつぼみが3〜5個ほどあるのが分かります。真冬にはまだ硬く茶色い色をしていた芽から、美しい花や葉が育ったことを実物と比べながら、自然の変化が学びとれたらと思います。