7月の天体図2026年






7月2日は「半夏生(はんげしょう)」です。あまり聞き覚えのない言葉かもしれませんが、かつては「田植えは半夏生に入る前に終わらせるもの」とされ、農作業の大切な目安とされていました。
東の空には、こと座が昇っています。小さな星座ですが、一等星のベガが明るく輝いているため、非常に見つけやすいのが特徴です。ベガは太陽を除くと全天で5番目に明るい星で、地球からの距離は約25光年と考えられています。
夕方の西の空では、金星がひときわ明るく輝いています。7月9日にはしし座の一等星レグルスと金星が接近し、17日には細い月と金星が寄り添う美しい姿を観察することができます。
西の空の高いところには、うしかい座とかんむり座が昇っています。かんむり座にある「かんむり座T」は、数十年の周期で突発的に明るくなる「反復新星(回帰新星)」として知られる星です。まもなく起こるとされる増光の際には、普段の10等星から一気に2等星ほどまで明るくなり、街中でも肉眼で見えるようになると期待されています。かんむり座のU字の左下付近に注目です。