12月の天体図2025年






12月8日に水星が西方最大離角になり観察の好機です。水星は太陽に近いので、観察が難しい惑星ですが、18日の早朝にはそばに月がありますので、目じるしにすると水星を観察しやすいでしょう。
また、31日の22時頃に月がプレアデス星団の近くを通過します。多くの星が月に隠される現象を観察することができます。天体望遠鏡があると観察しやすいでしょう。
北の空では、ふたご座が昇ってきました。今年は近くに木星があるので観察の目じるしになるでしょう。
今年のふたご座流星群の活動の極大は12月14日の17時頃とされています。観察は、18時過ぎくらいから15日の未明がよいと思います。最近は、多くの公開天文台がライブ配信をしています。ご自分の地域が悪天候でもネットを通して、観察できるようです。
南の空では、おひつじ座が南中をむかえました。誕生星座として知られている星座で、2等星のハマルが観察の目じるしになります。