7月1日に南米チリで発見されたこの彗星は、観測結果から太陽系の外からやってきたと判明しました。こうした観測例は今までに2例しかなく、太陽系外からの飛来が確認された観測史上3例目の「恒星間天体」となりました。直径19kmと推測されていて、発見時は、太陽から6億kmほど離れた位置にありました。
11月には太陽に近づいて、おとめ座で13等級にまで明るくなると予想されています。
写真は、8月17日にてんびん座付近を移動中のようすを15分間隔で撮影したものです。撮影は、オーストラリアのリコーリモート天文台に協力していただきました。